こんにちは! ブルービージャパンです。夏が過ぎて、9月に入りました。早いですね。
私の両親は、今年、父80歳、母77歳です。
父は母に毎日「愛している」と言う仲良しの二人です。
母は、若いころからとても働き者でした。
店を切り盛りしながら、3人の娘を育てました。
仕事が忙しい年度末や請求書の時期、祖母が家事をやっていましたが
それでも忙しいと「てんやもの(今で言うデリバリー)」の食卓でした。
「出前」と言うかな。昭和50年代の商売の家ってこういうものでした。
2020年4月、最初の緊急事態宣言の頃でしょうか、
ラインを使い始めた77歳の母は、娘や孫達を心配して、
「大丈夫? ちゃんと食べてる? 味はする?(味覚障害はないか)」
と頭によぎる不安を消すように毎日メッセージを送ってきました。
ひとりひとりに送るのも大変そうなので
思い付きで始めたのが親戚家族のグループラインです。一年半続いてます。
母、娘3人、孫3人にそれぞれの家族がいますから、大人数です。
その日を境に、朝昼晩、毎日の食事を撮影して送り合うのが習慣となりました。
日々欠かすことなく送ってきますから、母もかなりスマホが上達。
最初はつたない文章だったのが、絵文字もスタンプも自在に送ってきます。
逆境の中、決して悪いことばかりではないな、と少しだけ思えました。
さて、ラインのグループラインの名前ですが、
「今日のゴハンこれ食べた!」
もちろん、普段の食事ですし、飾り気はありません。
母の基本形は、押麦入りの白米を茶碗半分、野菜たっぷりの味噌汁、肉か魚、
漬物や常備菜、季節の果物(もしくは青汁、ヤクルト、フルーチェ)。
そして、写真の奥に、嬉しそうな80歳の父の手が映っています。
「写真を撮ったあとに食べ始めて~」という母の言葉と、最初のひと口を
フライングする父。娘から見てもこのやり取りがかわいいのです。
現役の頃、忙しくて出前をとったり、総菜を買ってきたりの母の食卓が、今は手料理に変わりました。それでいいと思うのです。小さい子供がいて大変な時期、介護で忙しい時期、仕事で作れない時期、環境により、料理は変化するものかなと感じます。食べることは生きること、できるだけ楽しく栄養価のあるものを、この時期だからこそ大切にしたいと思います。
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